Monthly AOR Magazine

No' 64 Makoto Saitou / Careless Memories


皆さんこんにちは。

 今年はずいぶん早く桜が咲きました。
自宅の庭にある桜も、満開のピークは過ぎてしまいました。

そういえば自分が花粉症になってから、花見には無縁かなぁ...

================== Monthly AOR Magazine [No'64] ==================

Makoto Saito / Careless Memories      (2002)

 個人的に大好きな「斉藤誠」の新譜です。
このCDの帯には「Mr. AOR」とまで書かれています(^^ゞ
(この人の場合、「Mr. テレキャスター」と呼ばれるときもありますが...)
なぜ「Mr. AOR」なのか?と思う方も多いと思います。私もこれを見た瞬間に笑ってしまいました。
でもこの人は「マイケル・マクドナルド」の強烈なファンでもあります。

 そんな斉藤氏ですが
「マイケル・マクドナルドが来日する事を知ったときに、自分で某音楽誌に電話して頼み込んで対談をさせてもらった。インタビューするためにホテルの部屋に入ったところ、彼はミネラルウォーターを飲みながらニンジンのスティックを食べていた。ドゥービー・ブラザースで悪いことの全てを経験してきたような男が、なんてクリーンになってしまったんだと驚いた。」
と、FMで話していました。

よっぽどマクドナルドになりたかったらしく(笑)、10年ほど前には元ドゥービーの「ジェフ・バクスター」やキーボーディストの「グレッグ・マディソン」等とライブアルバムを発表しています。

 AORファン向けの方にお知らせですが....
4月21日(日)19:00〜19:55から月1回3ヶ月特別番組として、Datefm(仙台)にて
「Adult Oriented Radio 斎藤誠AOR COLLECTION」が放送されます。
お近くの人は聴いてみてはいかがでしょうか。

 そうそう、ちょっと驚いたのですが、一昨年から「サザンオールスターズ」のサポートギターとして正式に「サザンファミリー」?となった為か、朝日新聞(夕刊)でも特集が組まれました。
http://www.asahi.com/culture/music/K2002031600609.html

 「原由子」の11年ぶりのアルバム「東京タムレ」のプロデュース作業と平行してこのアルバムのレコーディングは2001年の6月にスタート。といってもこの人の場合、デモに凄く時間をかけるので、実際にリズム録りが始まったのは8月末。しかし3日間ほどで全曲のリズム録りができたそうです。
というのもに参加したミュージシャンは斉藤誠とは一番短くても13年のつき合い。あっという間のレコーディングだったそうです。
http://www1.odn.ne.jp/~cah32600/GoodFellows.html

アルバム参加メンバー

ドラム    :河村智康
ベース    :角田俊介
キーボード  :片山敦夫
パーカッション:成田昭彦

では、簡単に曲の説明

2曲目:Rain
アルバム中でAOR度は一番高い。
最初、曲名を読まずに聴いたのですが、曲の第一印象は「細かく降る雨」でした(^^ゞ

3曲目:Thread of Shine
本人は「大人のギター"ES335"を使いたかった」と語っています。
プレーヤーの気持ちが手に取るように分かる演奏です。
「竹内まりや」の「元気を出して」という曲を「山下達郎」が会心のレコーディングだったと自画自賛していたが、それに非常に近い名演奏だと思いました。

7曲目:I Surrender
シングルとしてアルバムと同日発売。
この人の真骨頂は、こんな「ちょっと調子のいい弱気な男性」の曲です。
打ち込みのチープなリズムマシンがいい味出してます。

9曲目:Missing Serenade(with "my band")
2001年秋にシングルとして発表した曲をアルバム用にバンドで再録。

10曲目:横浜
ギターソロのバックで所謂「デビッド・フォスター」風なピアノのフレーズが出てきます。
分かる人にはニヤッとしてしまうフレーズです(^^)


と、どれだけ私が書いても本人(斉藤誠)のコメントにはかないません....
http://www1.odn.ne.jp/~cah32600/CarelessMemories.html


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