皆さんこんにちは。
「レーザーディスク」
10年近く愛用してきたレーザーディスク・プレーヤーの調子が悪くなりました。
映像が映らなくなったり、音声にノイズが乗ったりします。
もう寿命だとあきらめて、買い換えることにしました。
ところがもう時代はDVDです。レーザーディスク専用プレーヤーは超高級機しか流通していません。
で、結局DVD/LDコンパチプレーヤーを購入しました。
DVDの再生環境が整ったのですが、最近LDソフトばかり購入しています。
それも80年代前半の洋楽ライブ物専門だったりします(笑)
================== Monthly AOR Magazine [No'57] ==================
Carly Simon / Another Passenger (1976)
最近LDソフトを買い漁っていますが、その中でも「ドゥビー・ブラザース」が気に入って立て続けに2枚購入しました。アメリカンロックってドライブに最適ですよね。
ということで、今回は「ドゥビー・ブラザース」が参加しているAOR系アルバムから選んでみました。
「カーリー・サイモン」というと、元「ジェイムス・テイラー」の奥さんで、シンガーソングライターというイメージが強いかもしれません。もちろん初期の作品は「キャロル・キング」等と同じようなジャンルに分類されるかもしれませんが、結婚後は作品の中にその時代のエッセンスを取り入れています。
1976年に発表されたこのアルバムにも、「ドゥビー・ブラザース」だけでなく「リトル・フィート」、「イーグルス」といった当時の人気バンドが参加。さらに「リンダ・ロンシュタット」、「ジャクソン・ブラウン」、「ニック・デカロ」、「ドクター・ジョン」等も顔を並べています。
(当然、ジェイムス・テイラーも)
そしてプロデュースは「テッド・テンプルマン」。
では、簡単に曲の説明
1曲目:Half a chance
「ドゥビー・ブラザース」をバックに歌っています。やはり「マイケル・マクドナルド」色が強いです。
ツインドラムって独特の空間ですね。コーラスには「リンダ・ロンシュタット」、「リア・カンケル」等も参加しています。
2曲目:It keeps you runnin'
「マイケル・マクドナルド」作のこの曲は、「ドゥービー・ストリート」にも収録されています。
(ドゥービー版はリズムマシンが入っていて、好きじゃないです)
4曲目:Cow Town
「リトル・フィート」がバックアップ。でもスチールギターは「ジェフ・バクスター」。
カントリー系のはずなのに絶妙にAORなサウンド。
7曲目:One love stand
「リトル・フィート」のナンバー。
「テッド・テンプルマン」らしいアメリカン・ロックなアレンジ。
この人、ヘビーなタムの音が好きみたいです。(まあ、その後「ヴァン・ヘイレン」とも仕事もするし)
8曲目:Riverboat Gambler
アルバム唯一のジャジーなナンバー。私のお気に入り。
カーリー自身のピアノに絡むストリングスのバックと「マイケル・マクドナルド」のエレピがとてもアダルトな雰囲気となっています。
このアルバムを気に入っていただいた方には、カーリーの1979年のアルバム「SPY」も聞いていただきたいと思います。「アリフ・マーディン」プロデュースで、「スタッフ」、「ブレッカー・ブラザース」、「デビッド・サンボーン」、「ウィル・リー」等、当時のニューヨーク系スタジオミュージシャン大集合といったゴージャスなアルバムです。(サウンドも分厚いですよ) |