Weekly AOR Magazine

No' 49 Deniece Williams / When love comes calling


皆さんこんにちは。

「オンラインショッピング」

私は音楽CDを普通の人より多く購入しています。(たぶん)
メールマガジンを書き始めてからさらに多くなったような気もします。
一般的なアルバムを購入することもありますが、なかなか店頭で見つける事ができないアルバムを購入することが多いです。

以前はメモを片手に数件のショップをはしごして探したりもしましたが、ここ1年ほどは、オンラインショッピングを利用しています。
地元のショップのホームページで検索して申し込んだアルバムを、入荷の電話を受けてから店頭で受け取ります。通販と違い送料がかからないし、検索しているうちに別のアルバムを発見したりするので、ついつい余分にオーダーしてしまっています。

================== Weekly AOR Magazine [No'49] ==================

Deniece Williams / When love comes calling      (1979)

「デニース・ウィリアムス」は、Weekly AOR Magazine [No'34]で「Johnny Mathis」とのデュエットアルバム「That's what friends are for」をご紹介しました。
ソロアルバムもなかなか良いのです。

ブラコンのアルバムと判断される方もいらっしゃるかと思いますが、「デビッド・フォスター」と「レイ・パーカーjr」がプロデュースしたAORなアルバムです。

彼女の紹介は「No' 34」を読んでいただくとして....
1枚目、2枚目と「モーリス・ホワイト」のプロデュースだった彼女ですが、「アース・ウインド&ファイヤー」同様に、この当時ノリに乗っていた「デビッド・フォスター」や「TOTO」のメンバー等を起用してこの3枚目のソロアルバムが製作されました。
そう、いわゆる「エアプレイ」系のサウンドです。

参加ミュージシャン

ドラム    :ジェフ・ポーカロ、エド・グリーン
ベース    :デビッド・ハンゲイド、デビッド・シールズ、
        マイケル・ポーカロ、スコット・エドワーズ
ギター    :レイ・パーカーjr、スティーブ・ルカサー他
キーボード  :デビッド・フォスター他
ホーンアレンジ:ジェリー・ヘイ

では、簡単に曲の説明

1曲目:I found love
効果的に使用されているフルートがお洒落。
サビの「フゥ〜、フゥ〜」は「モーニング娘。」に通じるものがありますねえ。ゆったりしたグルーブをキープしながら細かいフィルの入るベースラインがいい感じです。
この曲のプロデュースは「レイ・パーカーjr」。

4曲目:I've got the next dance
ディスコナンバーです。
リズムアレンジは「グレッグ・マティソン」が担当。「ドナ・サマー」の1978年のNo'1ヒットをアレンジした人です。そういえばパーカッションが「ドナ・サマー」っぽい?
「グレッグ・マティソン」といえばフュージョンファンには「ベイクド・ポテト」でのライブがお馴染みですね。
おっと、「マイケル・ポーカロ」もこんなディスコベース弾くんですね。

6曲目:When love comes calling
これぞ「エアプレイ」サウンド。
「ジェフ・ポーカロ」の3連のリズムに「デビッド・ハンゲイド」のベース。
ギターは「スティーブ・ルカサー」と「レイ・パーカーjr」。
「デビッド・フォスター」の8分音符でのピアノの刻み、
「ジェリー・ヘイ」率いる「シーウインド・ホーンセクション」に被さるストリングス。
おまけにコーラスは「ビル・チャンプリン」。
完璧でしょ(笑)。
サビ後のブレイクがポイント。

10曲目:Why can't we fall in love(愛は果てしなく)
オススメのバラードです。
「デビッド・フォスター」が作詞家の「キャロル・ベイヤー・セイガー」と共作した曲です。「モーリス・ホワイト」もコーラスで参加しています。
フォスター自身もかなり気に入っている曲のようで、彼が80年にプロデュースした「タヴァレス」のアルバムでも取り上げています。

ちなみに「デニース・ウィリアムス」と「レイ・パーカーjr」の二人は1972年から「スティービー・ワンダー」のツアーメンバーでした。(この時レイ・パーカーjrは18歳!!)


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