Weekly AOR Magazine

No' 43 End of a Rainbow / Patti Austin


皆さんこんにちは。

「駅伝に参加しました」

先週お知らせしたように、駅伝に参加しました。(富士宮駅伝)
毎年会社から参加しているのですが、今年は2チーム出すということになり私もメンバーに選ばれてしまいました。

練習しようと思いながらも、ほとんど練習せずに本番を迎えてしまいました。
当日の朝会場に着くと、一目で判る自衛隊チームの車両や、大学名の入ったバス、会社名の入った実業団チームのバスなど、本格的な駅伝でした。(50回の記念大会、さらに法政大学の箱根駅伝チームも招待参加だったし)

スタートからハイレベルなレースとなりましたが、我々一般のチームはそれぞれの目標(まずは完走)を目指して走りました。
私は2区(合計6区間)を走りましたが、富士山登山道沿いの登りコースでした。(5キロ)

マイペースで走ったので翌日に筋肉痛になるようなことも無かったのですが、区間総合162位(合計168人)と、がっかりするような結果でした。

一般参加の半分ほどが企業チーム、中学・高校・大学の駅伝チームが多数参加していたとわかっていても、自分の体力の低下に愕然としました。これでも高校の時にはスポーツテスト1級だったり、今でも水泳ではかなり
泳げると自負していましたが、老化はやっぱり足腰からきますね。

来年もおそらく参加すると思うので(このままでは悔しい!)暇を見つけては走るつもりです。

皆さん、足腰弱っていませんか?

================== Weekly AOR Magazine [No'43] ==================

End of a Rainbow/ Patti Austin (1976)

まだまだ寒い日が続きますが、天気の穏やかな日中などには少しずつ春が近づいていることを感じます。(静岡は暖かいけど)
そんな天気の良い休日の午前中(細かいシチュエーションの指定ですが)にオススメなアルバムを選んでみました。
今回は「パティー・オースティン」。

このアルバムは彼女のソロ・デビュー作です。(個人的には彼女のNo'1)
もともとCTI等のレーベルでバックコーラスをしていましたが、彼女が注目を集めるきっかけとなったのが「ボブ・ジェームス」の「アイ・フィール・ア・ソング」でのボーカルでした。

ところが彼女は4歳の時にプロとしてのデビューをしています。
ジャズ・ミュージシャンだった父親に連れられて「ダイナ・ワシントン」のコンサートに行き、父の紹介によって「ダイナ」にステージにあげてもらいました。そこで「Teach me tonight」を歌いました。
この時ステージの袖にいた「サミー・デイビス・ジュニア」が彼女の歌に惚れ込み、アポロ劇場での「サミー・デイビス・ジュニア・ショー」に出演する契約を結ぶこととなりました。

ハイスクール卒業後は「ハリー・ベラフォンテ」のツアーに参加するなどバックコーラスやCMの仕事をかなり沢山していました。先日「サタデー・ナイト・ライブ」の古い映像を見ていたときに、コーラスの中に、若い「パティー・オースティン」を発見しました。まだ現在のように太っていなくて、顔も幼かったです。

ソロとしては新人のデビューアルバムですが、芸歴の長い彼女だけあって参加ミュージシャンもStuffのメンバー(彼らの一番勢いのあった時期!)や、Kudoの一流ミュージシャンばかりです。

ドラム:スティーブ・ガッド、アンディー・ニューマーク
ベース:ウィル・リー、ジェフ・バーリン、チャック・レイニー
ギター:エリック・ゲイル、スティーブ・カーン
キーボード:リチャード・ティー、バリー・マイルズ、マイケル・アボーン
パーカッション:ラルフ・マクドナルド
ホーン:マイケル・ブレッカー、ランディ・ブレッカー、ロニー・キューバー、ジョー・ファレル
アレンジ:デビッド・マシューズ

あの時代の音が想像できるでしょ?

では、簡単に曲の説明

1曲目:Say you love me
まさに日曜の朝にぴったり。
イメージとしては「ネ○カフェ」のCM。(CMで使われた「ロバータ・フラック」のコーラスもしていました)
「リチャード・ティー」のクラビネットに絡む、ガッド先生のフロアタム。コードを刻む「エリック・ゲイル」のギター。(当然左右2本の録音)
い〜感じですよ。

2曲目:In my life
聞き所は後半の「マイケル・ブレッカー」のテナーサックスのソロ。
「スタッフ」の時はよれよれのリズムのイメージが強い「エリック・ゲイル」ですが本当はこんなにシャープなカッティングをするのか、とちょっと驚きました。
(スタッフはなぜかメンバー全員がへろへろの赤い顔をしての演奏が多いバンドだったけど)

5曲目:Give it time
「チャック・レイニー」のベース。丸くて凄い太い音ですね。
ガッド先生の「割れたクラッシュシンバル」が効果的です。
パティーは、いわゆるパンチの効いたボーカル。

8曲目:This side of heaven
1曲目とイメージは同じかな?
この曲だけドラムが「アンディ・ニューマーク」です。さらっとした感じのドラムですね。

9曲目:Sweet sadie the savior
ゴスペルタッチの力強いナンバー。
こういう曲には「リチャード・ティー」のピアノがハマリます。

やっぱり「スタッフ」のメンバー中心の紹介となってしまいました。
買った当初は「少し弱いかな?」と思ったアルバムですが、このあっさり感が休日の朝にちょうど良い感じです。


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