Weekly AOR Magazine

No' 31 Christopher Cross / Christopher Cross


皆さんこんにちは。

「電気製品の寿命」

夏前から調子の悪かったプリメインアンプ(オーディオ)が、ついに音を出さなくなってしまいました。ヘッドフォン出力もダメです。さらに追い打ちをかけたようにビデオも画像出力しなくなりました。(音は何とか再生する)

両方とも使えないと困ってしまうので、電気屋に修理に持ち込みました。
ビデオの方はヘッド交換でなければ1万円以内で大丈夫だそうです。しかしヘッド交換となると、S-VHSでは2万5千円くらいかかってしまうそうです。
とりあえず、1万円以上かかるようならば連絡してもらうようにしました。
アンプの方はどうも電源部がダメのようなので、修理ではなく交換となり、こちらも2万円以上かかると言われました。これでは買値の半分程度もかかってしまいます。(ビデオはすごく高かった3次元アリーナ)
10秒ほど考え、アンプは買い換えることにしました。(やっと買い換えたよ、まっちゃん)

店の中でいろいろ検討してみましたが、「DENON PMA-2000II-n」が結構安くなっていました。この夏のオーディオ雑誌で、中級アンプクラスでは高い評価を得たアンプです。非常に強力な電源を持ち、重量も大型クラス並です。デザインもシンプルで私好みです。
しかも私はCD、アナログ、LDの各プレーヤーはDENONです。ガッツのあるサウンドが大変気に入っています。

ということで、買ってしまいました。ボーナス一括払いで。(大丈夫か?)

すぐに車で持ち帰り、セッティングしました。
あまりにも大きいのでオーディオラックのバックパネルを取り除かなければ設置できませんでした。

チェックCDで左右のセッティングとバランスを確認をしました。
さあ、ゴスペルの「Kark Franklin's NU Nation / My life is your hands」のCDを再生。

「む、スピーカーが負けてる・・」
ガッツのあるプレーヤーとアンプにPioneerのスピーカーが追いつきません。
前のMaranzのアンプも結構パワー有ったけど、今回は価格帯も上だし。
スピーカーもアンプもバイ・ワイアリング対応なので、そのうちケーブルを買ってきて高音と低音を別々に出力してみようと思います。

音量を小さくしても音がぼやけないしボーカル再生に定評があるので、また音楽を聴くのが楽しくなりそうです。

あ、ビデオの修理費のことをすっかり忘れていた・・・

================== Weekly AOR Magazine [No'31] ==================

Christopher Cross / Christopher Cross (邦題:南から来た男)  (1979)

これも定番ですね。この人ほど声とルックスのギャップの大きい人もいないと言われています(笑)。
ピンクのフラミンゴでおなじみの人です。
本名は「クリストファー・ゲパート」。
1951年5月3日生まれ、テキサス出身です。 <イメージ違うでしょ。

1981年のグラミー賞5部門受賞のすごいアルバムだったりもします。
セカンドシングル「セイリング」が最優秀レコード賞、最優秀歌曲賞、アルバムが最優秀アルバム賞、そして最優秀新人賞、編曲者のマイケル・オマーディンが最優秀編曲賞を受賞しています。

しかし、この人の最大のヒット曲は映画「ミスター・アーサー」のテーマ曲でバート・バカラック、キャロル・ベイヤー・セイガーとの共作曲の「ニューヨーク・シティ・セレナーデ」です。
(注;これは邦題で正式な曲名はArthur's Theme)
この曲では第52回アカデミー賞映画主題歌賞を獲得しています。
映画の主役は「ダドリー・ムーア」と「ライザ・ミネリ」。
レコーディングには「ジェフ・ポーカロ」、「デビッド・ハンゲイド」、「スティーブ・ルカサー」、「アーニー・ワッツ」等が参加しています。少し前にCMに使われていたような気がしますが。

1979年から81年にかけて大活躍しましたが、その後ヒット曲に恵まれませんでした。最近どうしているのでしょうか?

では簡単にアルバムのご紹介。

1曲目:Say you'll be
「ニコレット・ラーソン」とのデュエットです。たまたま隣のスタジオでレコーディングしていた「ニコレット」がコーラスに参加したとライナーには書いてありましたが、「ニコレット」のソロアルバムのレコーディングはハリウッドのワーナースタジオとサンセットスタジオで、「クリストファー・クロス」はオースティンのスタジオです。偶然参加したというのは、おそらくレコード会社の作ったエピソードなのでしょう。
ギターソロは「ジェイ・グレイドン」。

2曲目:I really don't know anymore
これも「マイケル・マクドナルド」がコーラス参加しています。声の存在感では圧倒的に「マクドナルド」の方が上です(笑)。
ギターソロは「ラリー・カールトン」。

3曲目:Spring
「バレリー・カーター」とのデュエット。曲も彼女の書く曲にそっくり。あらかじめデュエットの相手を考えて書いたのでしょうか?

4曲目:Never be the same
典型的なさわやかサウンド。それにしても細いボーカルです。

7曲目:The,light is on
コーラスには「ドン・ヘンリー」と「J.D サウザー」、ギターソロに「ラリー・カールトン」。

8曲目:Sailing
全米No'1ヒット。それほど良い曲だとは思いませんが。

改めて聞いてみると、レコード会社(ワーナー)が無理矢理デビューさせたような気がしてきました。豪華なメンバーを参加させて映画とタイアップさせて・・

なんだか「今世紀最後のスーパーアーティスト、衝撃のデビュー」みたいな最近よくある宣伝コピーが頭に浮かびました。

こんな事を書いていますが、嫌いなアルバムではないです。


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