Weekly AOR Magazine

No' 26 The Crusaders / Those southern knights


皆さんこんにちは。

20日は「海の日」でした。
私は朝3時半に起きて4時に静波海岸に向けて出発しました。
5時に到着したのですが、突然雨が激しく降ってきました。
待っていてもやみそうにないのでそのまま帰ってきました。
で、結局「海の日」が「昼寝の日」になってしまいました。

今年はまともにボディボードを1回しかやっていません。
早く梅雨明けしないかなあ。

================== Weekly AOR Magazine [No'26] ==================

The Crusaders / Those southern knights(邦題:南から来た十字軍) (1979) 

先週予告したように「ラリー・カールトン」のギターが堪能できる一枚をご紹介します。
フュージョン寄りのテクニシャンなギタリストといったイメージがあるかと思います。
もちろん「スティーリー・ダン」の「Aja」や、「マイケル・フランクス」の「スリーピング・ジプシー」でもよいのですが、夏向けなアルバムはこれでしょう。とってもファンキーな一枚です。

ラリー・カールトンは元々クルセイダーズのメンバーでした。こてこての南部出身の黒人に混じった唯一の白人メンバーでした。

このアルバムはクルセイダーズの最強のアルバムです。クルセイダーズ史上初(そしておそらく最後)の正式ベーシスト「ロバート・”ポップス”・ポップウエル」の加入によってさらにパワーアップしたバンドとなりました。私もこのアルバムの6名が最強のクルセイダーズだと思います。このアルバム発表後オリジナルメンバーとして30年近く活動し、リーダー的な存在だった「ウエイン・ヘンダーソン」がグループを脱退しました。その後クルセイダーズはまた違った路線を歩むようになってしまいました。

さて、アルバム紹介です。

1曲目:Spiral
この後彼らのライブ定番曲となった強力なナンバーです。
「ラリー・カールトン」は最初にソロをプレイしています。ソロ以外でもさすがと思わせるバッキングをします。この人のギターはすごく素直なサウンドがします。そんなに太い音ではありませんがタッチがしっかりしています。
ここでは「ジョー・サンプル」もおしゃれなエレピを弾いていません。ジョージ・デュークみたいなソロをバリバリ弾いています。
しかし聞き所は新加入の「ロバート・”ポップス”・ポップウエル」の跳ねまくったベースラインです。ベースソロで皆さん驚いちゃってください。
クルセイダーズで一番気に入っている曲です。

2曲目:Keep that same old feeling
「ラリー・カールトン」の様々なサウンドが聴けます。やはりこの人テクニシャンです。「ウエイン・ヘンダーソン」のトロンボーンソロがちょっとスムースジャズっぽいですね。

3曲目:My mama told me so
いきなりカールトンのギターがもろ後ノリのリズムで入ってきます。思いっきりためたビートが腰に来ます。強力なファンクナンバーです。

ラスト:Feeling funky
「ロバート・”ポップス”・ポップウエル」の曲です。珍しく「ジョー・サンプル」がクラビネットを弾いています。こんなにファンキーな人だったのですね。
でもベースとドラムすごいっす。うねまくっています。

でも一番のオススメはやはり1曲目の「Spiral」です。これは聞いて欲しいなあ。

今回この記事を書くためにCDを買いました。輸入盤のLPは持っているのですが参考資料が必要だったので。

レコードと比べるとなんかビートが平坦な感じがします。レコードの方がもっとリズムが太く弾んでいる感じがします。ベースのサウンドが全然違います。レコードだと結構ブリブリした音がします。
やっぱりレコードはいいです。(200円で買ったレコードですが)


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