Weekly AOR Magazine

No' 23 Gilbert O'sullivan / alone again


皆さんこんにちは。

学生時代に「30歳になったら新しい楽器を始める!」と宣言していたのですが28歳にして早々と楽器を決めました。

「ゴスペル」
つまり、コーラスね。
ごめんね、まっちゃん。ビブラフォンはまた今度。(40歳で?)

地元にゴスペルスクールが出来ました。(本校は横浜)
土曜日に体験入学してきたのですが、本格的なのに驚きました。呼吸法やリズム、もちろん英語の発音まで指導してくれます。

もちろん私がブラック大好きなのは皆さんご存じの通りですが、自分で歌えたならばどれだけ気持ちいいだろうか・・と以前より憧れていました。
いやー「オマー・ハキム」みたいになっちゃったりして・・(なれるわけ無い)

楽譜は読めたのですが、音感が鈍っているのにびっくりでした。頭の中の音程がのどから出てこないのです。やはり日頃から楽器で歌っていないと鈍ってしまいます。
毎月2回(第2、第4土曜)のレッスンですが長く続けたいと思います。

「ブルース・ブラザース」のワンシーンみたいに歌えたらいいなあ。
後で考えるとドリフの「少年少女合唱隊」の影響もあるのかもしれないです。
(ヒゲダンスのテーマは日本最高級のディスコミュージックだと思います)

でも男は私一人でした。(もう一人男性の申し込みはあったらしい)

================== Weekly AOR Magazine [No'23] ==================

Gilbert O'sullivan / alone again         (1987)

ギルバート・オサリバン。名前を聞いたことのない方も多いかと思います。
でも、名曲「アローン・アゲイン」はきっと耳にしたことがあるはずだと思います。最近でも三菱自動車の「GDIクラブ」のCMで使われていました。
これは彼の日本で企画されたベスト盤です。というか、オリジナル盤はCD化されているのだろうか?
ちなみにこのCDには 松本隆、杉真理、来生たかお、湯川れい子のライナーノーツが寄せられています。

名曲「アローン・アゲイン」は1972年の10月のリリースのようです。
よく聞くとピアノのミスタッチがあったりします。ベースはウッドベースです。渋い。
結構ラフなレコーディングですが、ストリングスのかぶせ方など正統派のアレンジです。
途中のアコースティックギターのソロ(ワンコーラス)が素晴らしいです。
ちょっと懐かしい、切ない感じにさせてくれる曲です。

2曲目の「ゲット・ダウン」は一転してご機嫌なロックンロールです。
オルガンサウンドがピアノのバッキングによく合います。ギターではなくオルガンがメインのロックンロールは珍しいのでは?
スネアに合わせたハンドクラップもいい感じです。

3曲目の「Ooh Baby」は、サイケな感じです。
ギターがもろワウってます。ベースも妙にぶりぶりいってるし。

8曲目の「クレア」は左チャンネルにクラビネットが入っています。本物のクラビネットのサウンドなので貴重です。でもやっぱりメインは八分音符のピアノのバッキングです。
当時の「スティービー・ワンダー」の影響が感じられるハーモニカのソロがあります。エンディングでも子供の笑い声が入っているし。
(子供の声で有名なのはスティービーの「Isn't she LoveIy」)
そういえば似ている>「Isn't she LoveIy」

ビートルズの影響を受けた世代が新しいスタイルを提示し始めた時代の作品です。丹念に熟成されたメロディが素朴に歌われています。
ビートルズの嫌いでない人ならば必ず気に入ってくれると思います。

初めて聞いても不思議なくらいに懐かしい感じにさせてくれます。


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