Weekly AOR Magazine

No' 21 Micheal Jackson / Off the wall


皆さんこんにちは。

生まれて初めて手相を見てもらいました。
運転手として同行したのですが、せっかくだからと勧められて見てもらったのです。

結婚はおそい(31歳くらい) <もうすぐじゃん
子供は3人 <そんなの勝手じゃん
仕事は順調 <この時代にそんなこといわれても・・
で、全体的にとても素晴らしい運勢とのことでした。

同行者はお守りをもらって帰ったのですが、私はなにももらえませんでした。
占いのすべてには納得する事は出来ないのですが、貴重な経験でした。

================== Weekly AOR Magazine [No'21] ==================

Michael Jackson / Off the wall               (1979)

今週も時事ネタ。「マイケル・ジャクソン」です。
AORとはいえないかも知れないのですが、時代に流されない音楽というのもAORの条件の一つでは無いかと思います。

息子の「プリンス」君(すごい名前だ)が危篤と伝えられたり、コソボ難民を支援するチャリティーソングをレコーディングしたり相変わらすネタを提供してくれています。(もうすぐ発売になるらしい)
ところでちょっと前に発売になった「ジェフ・ベック」のアルバムに「ジェニファー・バートン」という女性ギタリストが参加しています。この人は90年頃から「マイケル・ジャクソンバンド」のリードギターをしていた人です。(そんなに若くないはずです)
もちろんリズムギターは「デビッド・ウィリアムズ」。「ジャクソン・ファイブ」以来のつきあいの人です。「ジェニファー・バートン」はステージではギターヘッドからレーザー光線を出したり、ギターを燃やしたり、仮面をかぶって演奏したり、結構いろんなことをしています。もともとはGITでギターキッズにギターを教えていました。

で、マイケルの人物紹介はみなさんご存じだと思うので省略させていただきたいと思います。
この「オフ・ザ・ウォール」はミュージカル映画「ウィズ」で出会ったプロデューサーの「クインシー・ジョーンズ」の代表作でもあります。
サウンドは「ジョン・ロビンソン」のドラム、「ルイス・ジョンソン」のベース、「デビッド・ウィリアムズ」のギター、「グレッグ・フィリンゲインズ」のキーボードが中心です。もちろん「デビッド・フォスター」や「ジョージ・デューク」、「スティーブ・ポーカロ」、「マイケル・ボディッカー」等のキーボードプレーヤー、「ラリー・カールトン」や「ワウ・ワウ・ワトソン」のギター、そして当然ホーンは「ジェリー・ヘイ」のシーウインドです。

曲の簡単な紹介をします。

1曲目:今夜はドント・ストップ
ファルセットがすばらしい。発売当時、たしかラジカセのCMで使われていたと記憶しています。

2曲目:ロック・ウィズ・ユー
のちに「スリラー」を作曲する元ヒート・ウェーブの「ロッド・テンパートン」の作品。この曲はいろいろな 人にカバーされている名曲です。

3曲目:ワーキング・デイ・アンド・ナイト
一番のお気に入り。現在でもライブのハイライトの曲です。この曲のリズム体は最高です。決めのフレーズもかっこよすぎ!これだけシンプルなベースラインを弾いている「ルイス・ジョンソン」も珍しいです。

6曲目:ガール・フレンド
「ポール・マッカートニー」提供の曲。
この後ポールとマイケルは「セイ・セイ・セイ」、「ザ・ガール・イン・マイン」という名共演曲を生みました。

8曲目:アイ・キャント・ヘルプ・イット
「スティービー・ワンダー」の提供曲。

10曲目:ディスコで燃えて (<なんて邦題だ)
80年のディスコでは大人気の曲でした。このへん最近再評価されていますよね。これも「ロッド・テンパートン」の作曲。

この次のマイケルのソロアルバム「スリラー」は歴史的大ヒットとなりました。
でも、私が一番好きなマイケルのアルバムはこの「オフ・ザ・ウォール」です。アナログレコーディングの絶頂期の録音です。レコード業界が一番輝いていた時期に持っているエネルギーとテクノロジーをすべてつぎ込んだ作品です。

21世紀に残していかなければならない一枚です。


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