Weekly AOR Magazine

No' 18 Nicolette Larson / Nicolette


皆さんこんにちは。

私のメインで使用しているプロバイダーが最低なのです。
CATV(ケーブルテレビ)の回線を利用したインターネットサービスなのですが、プライムタイム(ゴールデンタイム)にはテレビ回線の信号が多くなるためなのか全然つながらなくなってしまいます。
日曜の夜は全くダメです。

中継局のサーバーがメモリー不足で落ちたり、モデムの容量が足りなかったり、連絡無しに回線工事を始め、さらに配線ミスによりまた1日使用できなかったり・・(この事故が最近2回もあった)
地元では大きなガス会社が親会社プロバイダーですが、電話をしても話が通じなかったり、こちらが指摘するまでメールサーバーのダウンに気づかなかったり、それはもうひどすぎます。

うたい文句の「電話料金を気にしないで常時接続」、「アナログモデムとは比べられない程の速度」は全くの嘘でした。
90MBものダウンロードが10分弱で出来るときがあったり、瞬間的にはすばらしいスピードの時があるのですが、夜11時過ぎにはメールのダウンロードも難しくなります。

ということで、ホームページは就職してすぐに契約した別のプロバイダーにおいています。こちらはサービスやサポートは最高。トラブル無し。ISDNのスピードもフルに出るし。

================== Weekly AOR Magazine [No'18] ==================

Nicolette Larson / Nicolette (邦題:愛しのニコレット)   (1978)

今週も名盤、激オススメです。

4月に「ワーナー ミュージック・グループ洋盤名盤キャンペーン」というのが始まりました。これはワーナーレーベルの洋盤名盤(1800円くらいで売っているアルバム)200枚のジャケットに付いている応募シール3枚で、CDがもう1枚もらえるというもの。
つまり、3枚買えば1枚おまけ。応募期間は4月21日から7月31日まで。急げ!!。
この対象CDの中にも「愛しのニコレット」が含まれていました。

いつものように簡単に人物の説明。
ロサンゼルスでコーラスの仕事をするうちにスタジオシンガーとしての評判も高くなり、特にニール・ヤングの「アメリカン・スターズン・バーズ」「カムズ・ア・タイム」でのデュエットで、ニコレットの名前を一躍有名にしました。
その間、「エルミー・ハリス」「リンダ・ロンシュタット」「メアリー・ケイ・プレイス」等と親交もでき、ついにワーナーからソロデビューとなりました。
このときは、アリスタとワーナーの両方から誘いがありましたが、「ニール・ヤング」の紹介でワーナーに決まったそうです。つまりニール・ヤングとできていたらしい。

このデビューアルバムですが、プロデュースは「テッド・テンプルマン」。
ドゥービー・ブラザース、リトル・フィート、ヴァン・ヘイレンなどのプロデュースでおなじみの人です。
参加ミュージシャンも「リトル・フィート」「ドゥービー・ブラザース」のメンバーや、リンダ・ロンシュタット、ヴァレリー・カーター(以前紹介しましたね)等、ロスアンゼルスの当時一番輝いていた人たちが参加しています。
ここまでの説明でどんな内容かわかってしまう人もいると思います。
これだけ豪華なバックにも少しも負けていない、堂々としたヴォーカルを聞かせてくれます。

収録されている曲は、ニール・ヤングの「Lotta Love」や、サム・クックの大ヒット曲「You send me」、マービン・ゲイの「Give a little」(この曲はザ・バンドのレパートリーでもある)、J.D.サウザーの「Last in Love」等です。

ピアノとストリングスをバックに歌い上げる「Last in Love」も素晴らしいのですが私のお薦めは、4曲目の「Can't get away from you(あなたのとりこ)」。
抜けてます。リードギター最高っす。
ドラム、ベース、ピアノ、ツインギター、パーカッション。個人的に今一番好きなバンドの形態です。ドゥービー・ブラザースもそうだね。最近ロックンロールバンドが大好きになりました。
話が脱線しましたが、この「へなちょこ」なリードギターとても気になります。クレジットは「?」となっています。ギタリストの方わかりますでしょうか?(猪瀬先生なら分かる?)
ヴァレリー・カーターとマイケル・マクドナルドのコーラスも良いアンサンブルです。

このアルバムの他には現在もう一枚しかCD化されていない彼女ですが、昨年亡くなったようです
(後日追記:ドラマーのラス・カンケルと結婚後、女の子が産まれ幸せに暮らしていましたが、1997年末に脳腫瘍で亡くなりました。とても残念です。)
現在1,700円(税別)なので是非聞いてみてください。

完成度の非常に高い、それでいて とてもリラックスできるアルバムです。


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