Weekly AOR Magazine

No' 11 Micheal McDonald / If that's what it takes


皆さんこんにちは。

久しぶりにホームページを更新しました。
全面的に作り直しました。
かねてより計画していたのですが、ちょっと古めのMacintoshと音楽関係が中心です。
日曜日にアップしたのですが、Mac以外での表示のチェックをするために会社のWin95+IE3.0で接続してみました。

うまく表示されていない・・

一応コンパクトマックの9インチモノクロモニタでも何とか読めるような作りにしたつもりでしたが、どうも現在標準となっている環境では妙に間延びしてしまうようです。うまく改行されていないページもあります。

ということで、また近いうちに修正します。
コンテンツも順次増やしていきます。
所有しているMacの台数と同じだけのページは作る予定です。
Macの台数はまだ増え続けています。

もちろんhtmlから書いた方が勉強になることは分かっていますが。

==================== Weekly AOR通信 [No'11] ====================

Michael McDonald / If that's what it takes      (1982)

倉島君が新しく読者に加わったので、もう一度このメールマガジンのご紹介をします。
タイトルを見れば分かるように、「Adult Oriented Rock」のアルバムを毎週一枚づつ紹介しています。もちろん岩山個人の判断でAORなアルバムとしていますので、世間一般ではブラックコンテンポラリーだったり、ジャズだったり、ソウルだったり歌謡曲なのかもしれません。
その辺はあらかじめご了承、ご勘弁のほどを・・

今週は、「マイケル・マクドナルド」のソロ2枚目です。
みなさんご存じのように、彼は後期「ドゥービー・ブラザーズ」の中心的な人物でした。
はじめは、ドゥービーのサポートでキーボードとしてリハーサルに参加しました。その48時間後には正式なメンバーの一員として迎えられ、キーボード奏者としてだけでなく、シンガー、ソングライターとしてその存在をアピールしました。

「マイケル・マクドナルド」参加後のドゥービーは、「ドゥービー・ストリート」でバンドのイメージをがらっと変えました。ギターを中心とした野性的なロックバンドから、ソウル、ジャズのアレンジを取り入れたポップ・ソウル的なサウンドに移行しました。

その成果として、1978年にはアルバム「ミニット・バイ・ミニット」が大ヒット。ドゥービーにとって初の全米ナンバーワンヒットアルバムとなり、「ホワット・ア・フール・ビリーブス」がシングルナンバーワンとなりました。この曲はアレサ・フランクリンもカバーしています。
さらにこの曲は翌1979年のグラミーで「Song of the year」と「Recoed of the year」の2冠に輝き、ドゥービー自体もその年の最優秀ポップグループを受賞しました。
マイケル・マクドナルドの出現は、カリフォルニアのロックやポップスの流れを大きく変える要因となったことは間違いありません。

4月1日は「スティーブ・ガッド」先生の誕生日です。(1945年4月1日生まれ)
ということで、ガッドのとても良いプレイが聞けるこのアルバムを選びました。

一時期体調を崩していた(理由はみなさんおわかりですね)彼が、再び音楽シーンに復帰した頃の作品です。
ガッド先生については書き出すときりがないのですが、一言でいうならば、
「ジャストなタイミングでありながらアタックの立ち上がりが少し遅い為に、ビートが気持ち後ノリになっている」という誰にもまねのできないドラムが特徴です。
言葉では理解できないとおもいますが。

最近のアタックの鋭いドラマーに慣れた耳にはそれほどうまいドラマーに聞こえないかもしれませんが、彼の出現によってドラムの歴史が変わったことは事実です。
(最近のレコーディングは立ち上がりの早い音を好みます)

長くなりましたが、アルバムの紹介です。
8曲目のTOTOのリズム体参加の「No Such Luck」もすばらしいのですが、(この曲のJeff PorcaroのドラムはGaddの影響が強く現れています)ガッド先生の究極の歌伴ドラムが聞けるラストの「Belive in it」を私は一番気に入っています。
4曲目の「I Gotta try」は、親友「ケニー・ロギンス」との共作です。この曲はガッド先生の一番得意なテンポの曲です。

「ケニー・ロギンス」と「マイケル・マクドナルド」は本当に仲が良いそうです。
現在二人とも共にアルバムを発表する機会がないようです。
現在のアメリカのマーケットでは、このような音楽は枚数が出ないという理由だからだそうです。
非常に残念なことです。

アルバム全体は「夜のドライブのお供」といった感じです。
これは間違いなくAORの名盤です。


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