Weekly AOR Magazine

No' 8 Everything But The Girl / Idelwild


皆さんこんにちは。

早いもので、大学を卒業してからもう4年経つことになります。
そして、高校を卒業してからは10年です。

今年は20代最後のイベント目白押し。
どうりで最近結婚式の話が多いわけだ。

==================== Weekly AOR通信 [No'8] ====================

Everything But The Girl / Idlewild              (1988)

前作は「ジャングル」系のアルバムだったEverything But The Girl。
アルバム買ったのですが、2曲聴いただけでした。(*_*)
このアルバムは彼らの4枚目。(以下EBTGと省略して呼びます)
まだ「ネオアコ」とか呼ばれていた時代です。
個人的にアルバムジャケットが気に入っています。

EBTGは1983年に結成されました。
それ以前から、「ベン・ワット」と「トレーシー・ソーン」の二人はそれぞれ別々にレコードデビューしていました。(学校も同じだったらしい)

「トレーシー・ソーン」は「A distant shore」(確かコール・ポーターのnight and dayが収録されている、どこかにあるんだけど見つからない)というソロアルバムで高い評価を受けました。
「ジャズライフ 92/12」の「特集:なごみのジャズ・ボーカル」でも紹介されています。
一方の「ベン・ワット」は「north marin drive」を発表し、「アズテック・カメラ」等とともにニュー・アコースティックというコピーをもらって評判を呼びました。

この二人の出会いのきっかけとなった「night anb day」を聴いた「エルビス・コステロ」が狂喜したのは、割と有名な話のようです。
「ポール・ウェラー」にも影響を与えたのか、「トレーシー・ソーン」は「スタイル・カウンシル」の「カフェ・ブリュ」にゲストボーカリストとして迎え入れられました。

このアルバムのサウンドは、打ち込みとギター、ピアノ中心の非常にシンプルなものです。
バリバリのストリングスも出てこないし、ホーンも少しだけしか使用されていません。
そのため、逆にチープなリズムマシンの使い方が非常に効果的です。
空間がゆったりとしているのでトレーシー・ソーンのボーカルの「声」がくっきりと前面に出ています。
<参考にしてもらいたいですね、最近の日本のプロデューサーの方々

就職してからこのアルバムがしっくりくるようになりました。
聴いていて「ほっとする」アルバムだと思います。
9曲目の「Tears all over town」なんか。
ということで、勝手にAORのアルバムにしてしまいました。
(特に最近。決算前の残業続きで疲れている為か?)


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