Weekly AOR Magazine

No' 7 Gorge Duke / Dream On


皆さんこんにちは。

3月1&2日の深夜にWOWOWで「デビッド・サンボーン」のライブを2夜連続で放送しました。
スタジオライブなのですが、メンバーがなかなか良かったです。

ベース    :マーカス・ミラー
キーボード  :リッキー・ピーターソン
パーカッション:ドン・アライアス
ギター    :ディーン・ブラウン(2日目:デビッド・ギルモア!)
ドラム    :ジーン・レイク

私が見たときはちょうどエリック・クラプトンがゲストでした。
おや、どうもドラムが私の師匠「スティーブ・ガッド」先生です。
「をを!パールのドラムセットを叩いている?!」
20年にわたるヤマハとのパートナーシップはどうなっちゃったのだろうか?「カッド・モデル」のスネアも発売中なのに・・

よく考えてみれば、このドラムは「ジーン・レイク」のセットです。
彼のセッティングがいわゆる「ガッドスタイル」だったのです。
で、ガッドもゲストだったわけです。
ガッド先生が寝返るわけがありません。安心しました。
でも、ガッドが他人のセットをたたいているのはおそらく初めてみました。

クラプトン、サンボーン、マーカス、ガッド。
そうです、これは「レジェンド」のメンバーなのです。
「レジェンド」って、ツアーやったのにアルバム出さなかったよね。

そんな私の夢は今でも、一緒に「ヤマハのトレーナー」(注:1)を着て、ガッド先生と肩を組んで、一緒に写真を撮ることです。

(注:1)袖の部分が緑色で、身の部分が白。
     胸に大きく「YAMAHA」のロゴ入り。
     「スタッフ」時代、なぜかよく(故)リチャード・ティーと二人で着ていた。

==================== Weekly AOR通信 [No'7] ====================

Gorge Duke / Dream On                     (1982)

先週末に「ベース・ハリケーン・クラシマ」が上陸したので、今回はGorge Duke 。
だって雰囲気そっくりなんだもん。
特にこの「Deram On」の、裏ジャケット 是非ご覧ください。

Gorge Dukeは、ブラック・コンテンポラリーとジャズのアルバムを交互に出しています。
AORだけじゃなく、これからブラック・コンテンポラリーも紹介していくつもりです。
(これでネタがふえる)

このアルバムはいわゆる「ディスコブーム」の終わりの頃の作品です。
1曲目の「Shine on」は結構ヒットしました。
歌うまいっす。(案外かわいい声)
アルバム全体を流して聞けます。こういうの車の運転にちょうどいいです。

もちろんこの人といえば「特製クラビネット」です。
電気工学の博士号を持っているだけあって、トレモロアームのついたこのクラビネット(しかもクリスタル!)をアルバムだけではなく、ステージでも使用しています。

ファンキーな人ですが、ジャズのピアニストとしてもすばらしいと思います。
なにしろ「日本のほら男爵」であり、またドラマーとして初めて文化勲章を受章した「ジョージ・川口」大先生が、「あいつはすごいよ。スタインウェイのフルコン(注:2)がスウィングするんだ」と、訳のわからんコメントで賞賛していました。

(注:2)スタインウェイというメーカーのフルサイズのコンサート用グランドピアノ

ジョージ・デュークをよく知りたいならば、ライブ映像の「Super Keybords」をご覧ください。
ルイス・ジョンソン、スティーブ・フェローン、ポール・ジャクソン等、参加メンバーも強烈です。
特にルイス・ジョンソンのベースソロは永久保存版です。
(おそらく廃盤、私LDで持っています。見た人すべてが笑います)


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